2024年08月04日

2024年8月4日開館23周年を迎えることができました。



暑中お見舞い申し上げます。


23年前の200184日、明治大正時代に建てられた旧小口小学校校舎を再利用して、主に障がい者たちの、既成の枠にとらわれない作品などを紹介しようと、もうひとつの美術館は開館しました。そして誰もが自発的な表現活動を楽しむ場を作ろうとワークショップを行ってきました。大きな後ろ盾がなく、あるのは数人の熱い思いだけでした。

200110月にNPO法人となり、20131月に認定NPO法人と認められました。

開館から23年が経ちました。

いろんなことがありましたが、奇跡的にも23年の間、もうひとつの美術館を運営し、活動し続けることができました。

これも色々な方々にご支援、ご協力いただけたからこそと、深く感謝しております。


もうひとつの美術館では、自主企画「これは文字?記号?それとも暗号?」展をただ今開催しております。

(〜1124日 助成:朝日新聞厚生文化事業団「発達障がい」助成)


関連イベントの開催も予定しております。

825(関孝之さんによるイベント「書でない墨遊び&グリグリヌリヌリワークショップ」+「ふりかえりトーク」

1019(山下完和さんによるスペシャルトーク「表現の生まれる場所作り」


以前ご来館された方、またこれまでお越しいただけなかった方も、是非ともこの機会をお見逃しないよう、皆様のご来館、ご参加をお待ちしております。


里山に囲まれた築120年の明治・大正の建物は趣きがあり、貴重な地域の文化的財産であります。

しかし保全しながらのもうひとつの美術館の活動の維持・運営には、多額の資金が必要となります。これまで企画展示入場料と様々な方からのご支援と事業ごとの助成金などでまかなっております。

これからもこの地域で活動を続けていきたいと思っております。

皆様のご来館、ご支援を心からお待ちしております。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

認定NPO法人もうひとつの美術館 代表理事 梶原紀子

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posted by mob at 14:40| 日記

2024年01月01日

謹賀新年 本年も宜しくお願い申し上げます。

謹賀新年

昨年は色々とお世話になりました。
とりわけ、2001年より22年間の、もうひとつの美術館の活動に対して、
「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受けることができました。
これはいろんな方にご協力いただいたからこそと、深く感謝いたしております。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2024年のもうひとつの美術館での展覧会

1/27 - 2/4   「Viewing(栃木県障害者芸術)展」(主催:栃木県、受託:当美術館) 
2/22 - 3/10 「渡辺豊重追悼展」 
4/12 - 6/16 「となりからからっかぜ」(仮題) 
7/12 - 11/24「これは文字?記号?それとも暗号?」(仮題) 

となります。
皆様のご来館をお待ちしております。

2024.1.1

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2023年08月04日

2023年8月4日、開館22周年を迎えました。

暑中お見舞い申し上げます。

22年前の今日、2001年8月4日、明治大正時代に建てられた旧小口小学校校舎を再利用して、主に障がい者たちの、既成の枠にとらわれない作品などを紹介し、また誰もが自発的な表現活動のできる場を作ろうと、もうひとつの美術館は開館しました。
お陰様で、NPO法人として22年間もうひとつの美術館を運営し、活動し続けることができました。
これも色々な方々にご支援、ご協力いただけたからこそと深く感謝しております。

もうひとつの美術館では今展覧会「どさんこ力(りょく)」を開催しております。

日本列島の最北に位置する北海道は、古くからアイヌ先住民族が住み、炭鉱や開拓の歴史があり、雄大なる大自然と野生動植物の宝庫でもあります。
道産子たちは、美しくも厳しい自然環境と共存しながら、強く、たくましく、しなやかに、自分たちの表現を作り出してきました。
この展覧会では北海道で活動する、または北海道にゆかりの”道産子”たち24人にスポットを当て、彼らの創作パワーをご紹介しております。

またギャラリー&カフェのスペースでは「アイヌ刺繍アミップ展」も8月19日(土)まで開催しております。
この機会にみなさま是非ともご来館、ご来場ください。
お待ちしております。

これからももうひとつの美術館の活動を通して、”生きるということ”を考えていきたいと思っております。
引き続きご支援ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

                             館長 梶原紀子

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posted by mob at 16:42| 日記

2023年04月10日

もうひとつの美術館へのご支援のお願い


4月になり、栃木那珂川町の里山は早くも木々の芽吹きの美しい季節となりました。


 「もうひとつの美術館」は、栃木県那珂川町の里山に建つ明治大正の面影を残した旧小口小学校の校舎を再利用して2001年に開設された小さな美術館です。有志が有志がNPO法人を設立し、自主運営をしています。

ハンディキャップのある人の芸術活動をサポートしていくことから、[みんながアーティスト、すべてはアート]をコンセプトに、年齢・国籍・障害の有無・専門家であるなしを超えて協働していくことで、まち・地域・場所や領域をつなぎつくっていこうと活動しています。


 ただ今もうひとつの美術館では、自主企画の展覧会「碧い時」と題して、栃木と茨城と群馬から11人の若手作家たちによる、それぞれの豊かな時を611日まで紹介しております。また714日からは北海道から24人の力強い表現を紹介する「どさんこ力」(仮題)という展覧会の自主企画を予定しております。


 これら展覧会やイベントの開催などの、もうひとつの美術館の活動資金は、企画展示入場料とNPO法人の会費(寄附会員3,000円賛助会員5,000[会費2,000+寄附3,000個人正会員10,000[会費7,000+寄附3,000団体・法人正会員20,000[会費17,000+寄附3,000] )と事業ごとの補助金や助成金、そして個人や企業等からの寄附金などで賄っております。

 また、もうひとつの美術館の建物は、正面玄関のある棟が明治36(1903)の建物、展覧会場である展示棟が大正14(1925の建物です。趣のある、関東で最も古い現存する元木造小学校校舎ですが、この元校舎の維持管理、そして展覧会開催のための事業費、人件費、光熱費など美術館運営には多くの資金が必要です。

是非とも、もうひとつの美術館の活動を支えてください。お願い致します。

なお、もうひとつの美術館は、活動の公益性が認められ、20231月に認定NPO法人と証認されましたので、ご寄附いただいた分(個人)は、確定申告の際に寄附金控除が受けられます。


 何卒もうひとつの美術館の活動を支えてください。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。



令和54

      認定特定非営利活動法人 もうひとつの美術館

 代表 梶原紀子

 [払込先]

 ○ゆうちょ 口座記号番号 00160-9-535731

 ○加入者名 もうひとつの美術館


会員申込みQRコード

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ご寄附QRコード

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2022年12月30日

【2022年のご支援へお礼】


2022年も暮れようとしていますが、いかがお過ごしですか?

本年中は大変お世話になりました。

とりわけ「もうひとつの生きかた 自分の時を慈しむ」展では色々な方にご支援をいただきました。

有難うございました。

お陰様で好評をいただきながら終了いたしました。

無事すべての作品を返却し、「もうひとつの生きかた」展の文化庁AFF2への実績報告の提出も終えて、2022年のもうひとつの美術館の活動を終えることができました。

これも皆様のご協力とご支援によるものと感謝しております。


もうひとつの美術館はNPO法人として自主企画・運営を行なっており、明治時代の建物の維持・管理も含めて、入場料、会員の会費、寄附によって支えられています。

来年1月には認定NPO法人の認定更新も見込まれますが、体制は弱く、皆様のご協力とご支援があってこその非営利活動です。

ハンディキャップのある人の芸術活動をサポートしていくことから、[みんながアーティスト、すべてはアート]をコンセプトに、色々な方々と協働していくことで、まち・地域・場所や領域をつなぎつくっていく活動をこれからも行う所存です。

来年も引き続きご支援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


お身体に気をつけながら、皆様良い年をお迎えください。


もうひとつの美術館 館長 梶原紀子


[2023年展覧会予定]

23日〜12日 「ビューイング展@もうひとつの美術館」[主催:栃木県 受託:もうひとつの美術館]

310日〜611日 「碧い丘」(仮題)  開催[主催:もうひとつの美術館]

714日〜1112日 「どさんこ力」(仮題)  開催[主催:もうひとつの美術館]


[払込先]

ゆうちょ 

口座記号番号  00160-9-535731

加入者名 もうひとつの美術館

posted by mob at 21:34| 日記

2022年09月08日

【「もうひとつの生きかた」展 ふたつのご案内】


ただ今もうひとつの美術館では「もうひとつの生きかた 自分の時を慈しむ」展を開催しております。
この展覧会では、歳を重ねたある時からそれまでしてきた事とは異なる表現者としての活動を始め、その後の人生をとても大切なひとときとして慈しんできた、岩本義夫、下妻喜枝、大道あや、武石トシ子、富永武、丸木スマ、森冨茂雄、山口直道のそれぞれの深く豊かな表現をご紹介しております。(文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業)

今回は8人のひとり、森冨茂雄さんの作品に関するふたつのご案内です。
1、
展示室1では、森冨茂雄作品20点を展示しておりますが、その内の14点を広島市平和記念公園内レストハウスでの展示会場に持って行きます。(詳しくは添付チラシをご覧ください。)
当館では、9月13日〜10月10日の間、別の森冨作品14点と入れ替えて、今のとは別の、新しいレイアウトにてご紹介いたします。そして10月12日より今のレイアウトに戻ります。
2、
7月30日に開館21周年記念スペシャルトークとして、森冨茂雄さんの絵と証言をまとめた本『消えた町 記憶をたどり』に関して、中川幹朗(編集者)とファンデルドゥース瑠璃(英訳者 広島大学平和センター 准教授)のお二人に話をしていただきました。その日に残念ながら参加できなかった方々から配信の要望があり、スペシャルトークの収録を有料配信いたしますので、お楽しみに。(詳しくは後日ホームページにてご案内いたします。)

[プロフィール]

森冨茂雄 Shigeo Moritomi  1929– 2021年 15歳の時に広島で被曝し、原爆で家族5人を失う。戦後兄と繊維販売会社を開業。退職後60歳過ぎて、少年の頃に暮らしていた場所や旧中島地区を中心に、記憶にもとづいて、今は平和記念公園となった、失われた爆心地の街並みを克明に再現する鳥瞰図を描き始める。鉛筆で描かれた絵は、証言画集「消えた町 記憶をたどり」(編集 ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会)として刊行され、映画「この世界の片隅に」で戦時中の広島の街を描く参考にもされました。

また是非とも今期企画展開催の応援として、もうひとつの生きかた」展へ寄附とご明記の上、お一人3,000円以上ご寄附を、いただけると大変有難く存じます。

なお、もうひとつの美術館は、活動の公益性が認められ、20131月に認定NPO法人と認定されましたので、ご寄附いただいた分(個人)は、確定申告の際に寄附金控除が受けられます。


 [払込先]

 ○ゆうちょ 口座記号番号 00160-9-535731

 ○加入者名 もうひとつの美術館



  *『「もうひとつの生きかた」へ』とご明記ください。


何卒、展覧会「もうひとつの生きかた」展へのご寄附を宜しくお願い申し上げます。


認定特定非営利活動法人 もうひとつの美術館


 代表 梶原紀子


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posted by mob at 17:32| 日記

2022年07月03日

展覧会「もうひとつの生きかた - 自分の時を慈しむ」への寄附のお願い


 「もうひとつの美術館」は、栃木県那珂川町の里山に建つ明治大正の面影を残した旧小口小学校の校舎を再利用して2001年に開設された小さな美術館です。ハンディキャップのある人の芸術活動をサポートしていくことから、[みんながアーティスト、すべてはアート]をコンセプトに、年齢・国籍・障害の有無・専門家であるなしを超えて協働していくことで、まち・地域・場所や領域をつなぎつくっていこうと活動しています。

「もうひとつの美術館」は、特定非営利活動法人として年2回の企画展を中心に自主運営をし、様々なイベント・ワークショップを開催しております。

 今回の自主企画は、「もうひとつの生きかた 自分の時を慈しむ」展です。

自分に与えられた生の時間は誰も知る由がありません。その与えられた生をどう生きるかは人に委ねられています。この展覧会では、歳を重ねたある時からそれまでしてきた事とは異なる表現者としての活動を始め、その後の人生をとても大切なひとときとして慈しんできた、岩本義夫、下妻喜枝、大道あや、武石トシ子、富永武、丸木スマ、森冨茂雄、山口直道のそれぞれの深く豊かな表現をご紹介いたします。


 もうひとつの美術館の維持・運営には多額の資金が必要となり、これまで企画展示入場料、様々な方からのご支援、事業ごとの助成金などでまかなって参りました。

今、もうひとつの美術館では、この展覧会開催にあたり、文化庁「ARTS for the future! 2」の補助金を得られるよう努めておりますが、申請事業の総収入が補助金申請額の1/2以上あることが必要となります。収入は展覧会への入場料収入だけでは非常に厳しいのが現状です。さらに皆様からのご寄附を本事業に活用させていただくためには、『「もうひとつの生きかた」展への寄附』とご指定いただかなければなりません。

是非とも『もうひとつの生きかた」へ』の寄附とご明記の上、お一人3,000円以上ご寄附をお願いし、今期企画展の開催を応援していただけると大変有難く存じます。


なお、もうひとつの美術館は、活動の公益性が認められ、20131月に認定NPO法人と認定されましたので、ご寄附いただいた分(個人)は、確定申告の際に寄附金控除が受けられます。


 何卒、展覧会「もうひとつの生きかた」展へのご寄附を宜しくお願い申し上げます。



令和47

      認定特定非営利活動法人 もうひとつの美術館

 代表 梶原紀子

 [払込先]

 ○ゆうちょ 口座記号番号 00160-9-535731

 ○加入者名 もうひとつの美術館


  *『「もうひとつの生きかた」へ』とご明記ください。

 

クレジットカードもご利用いただけます。
  以下のURL(https://square.link/u/IkyUYtnT)にアクセスいただくか、

下のQRコードを読み取り、専用ページでお手続きをお願いいたします。


寄附QRコード.JPG

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posted by mob at 01:02| 日記

2021年08月04日

開館20周年のご挨拶


残暑お見舞い申し上げます。

本日もうひとつの美術館は開館20周年を迎えました。

200184日に開館し、以来特定非営利活動法人として活動し続けることができました。

これも色々な方々にご支援、ご協力頂けたからこそと深く感謝しております。

ただいま開館20周年記念事業として、「ありのままがあるところ しょうぶ学園」展を開催しております。

アートの本質と底力を見せてくれる「しょうぶ学園」の《ありのまま》を、200点余の作品と映像を通して少しでもお伝えできれば幸いです。

まだ一度もご入館されたことのない方は明治36年に建てられた木造の元校舎とアート作品とが共鳴する独特な空間の「もうひとつの美術館」に是非お越しください。

栃木の里山にある明治大正時代に建てられた旧小学校校舎を再利用しながら、既成の枠にとらわれずにアートを通して《生きること》を考える美術館として、これからも発信していきたいと思っております。

引き続きご支援ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い致します。


                       館長 梶原紀子

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posted by mob at 15:05| 日記

2021年07月20日

開館20周年記念「ありのままがあるところ しょうぶ学園」が始まりました。


暑中見舞い申し上げます。

梅雨が明けて、猛暑の夏が始まってしまいました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

もうひとつの美術館は2001年8月4日に開館しました。
何の後ろ盾もなく、専門的知識もなく、あるのは熱い思いだけでした。
以来20年間たくさんの方々に支えられながら、53回の自主企画の展覧会を開催してきました。

54回目となる開館20周年記念企画展は「ありのままがあるところ しょうぶ学園」。
鹿児島市にある社会福祉法人太陽会が開設した、しょうぶ学園の、
縫、土、木、絵、音などの他に類をみない活動の数々を紹介しています。
この企画展では、初めての試みがあります。
作家ごとのまとめた220点ほどの作品の近くには、QRコードが設置してあります。
そのQRコードから貸し出しするスマホを使って作家の創作活動の様子を見ることができる仕掛けです。

その初日には総括副施設長の福森順子さんとオープニングトークを行いました。
しょうぶ学園の多岐にわたる創作活動について伺いました。

とても有難いことに初日のトークの様子やもうひとつの美術館の活動を下野新聞の那珂川町版で大きく取り上げていただきました。

お近くにお越しの際は是非ともお立ち寄りください。

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posted by mob at 17:28| 日記

2021年03月06日

開館20周年の春に思うこと


もうひとつの美術館は2001年8月に全国に先駆けて開館しました。
当時はいろんなハンディキャップのある人たちの、既成の枠にとらわれない、自由なアート全般を扱う美術館は他にはありませんでした。
もうひとつの美術館を立ち上げる原動力のひとつが、知的障害者の日常生活と創作活動を追ったドキュメンタリー映画「まひるのほし」(1999年、監督 佐藤真、製作・配給 シグロ)を観て知った、7人の個性豊かな作家たちの存在でした。
その中の1人、舛次崇さんは、それまでみたことのないエネルギーに満ちた作品を力むことなく、のびのびと、そして実に淡々とすずかけ絵画クラブで作っていました。その作品の力強さに衝撃を受けました。
開館の翌年2002年春に開催の「舛次崇と仲間たち」展やそれ以降にも何回かご家族で遠い兵庫からもうひとつの美術館に来てくださりました。
そして世界中で日本のハンディキャップのある作家たちに注目が集まるきっかけを作ったのも舛次崇さんの作品でした。
そのシュウちゃんこと、舛次崇さんが1月21日に逝去されました。
余りにも突然で、悲しく、いまだに心の整理ができないでおります。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、追悼の意を表し、この春の「ねこあそぶ」展にて、彼の作品2点、すなわち「植木鉢の花」(2002年収蔵)と「ガラスのコップと花とはさみ」(2011年収蔵)の収蔵品を飾ることにいたしました。




posted by mob at 15:49| 日記